ビオトープ

 ビオトープは全長約50m、最大幅約3.0m。種々の樹木や草花類が植えられた中央を、水盤という小さな池が連続して5つ設けられ、校舎側から正門に向けて、水盤1、2、3、4、5と呼ばれています。
 最初の水盤1はシグザグ形で水路全長の半分近くを占めています。ここが満水になると、地形の傾斜を利用して造られた水盤2,3,4,5に順に水が流れ落ちる仕掛けになっています。各水盤の末端にはウォーター・ラインという名の石が配置されており、水位がこれを上回れば自動的に次の水盤に水が流れ込みます。最後の水盤5のウォーター・ラインは排水口の格子ふたで、ここから溢れる水は敷地の外へ排出されます。
 雨による増水は上の仕掛けで自動排水されますが、好天続きで水が蒸発し水盤の水位が下がった時は、目視でチェックし、バルブを開けて水道水を補給することが必要です。水質・水温をベストに保つには、水位が保たれている場合でも、随時ポンプを動かして地下配管を通じて、水盤5から水盤1へ水を循環させます。このとき必要に応じて上水道から新しい水も加えます。

 水盤には、小鮒20匹、石亀2匹、めだか100匹のほか、どじょう、タニシが放たれています。これから暑い季節に入りますが、水盤周辺に植えられた草花や樹木が落とす陰が、生き物たちを助けることになるでしょう。そしてビオトープを訪れる人たちに、一年を通じ四季おりおりの景色を楽しませることでしょう。
 ここに植えられた樹木は、カシワ、イチョウ、クヌギ、ケヤキ、ムクノキ、アオギリ、クス、クワ、カキなどのほか、校舎改築前にあったサクラ、ミズキ、エノキも移植されています。このほか、キリシマツツジ260株、オオムラツツジ260株、アジサイ60株や、数々の草花を見ることができます。
 このビオトープは、風力発電装置とともに、城北会から戸山高校に新校舎落成記念として贈られたものです。
 風力発電装置は、深井先生胸像の後のスペースに設置され予定で、発電電力はビオトープの水の循環に使われます。
 なお、改装前、城北会記念会館脇にあった校歌碑は、水盤3の前に移設されています。


ラジアン池からみた遠景


上流からみた全景



水盤1のジグザグ



水盤1から水盤3への変化



ビオトープの左右にある大きな樹木



一つ一つ丹念に選ばれた水盤近くの草花



水盤のウォーターラインを示す絵



校歌碑(創立100周年記念碑)



水盤の造りの様子1



水盤の造りの様子2



気持ちよさそうなとんぼ(7月2日)